『フォーエバーブルー ルミナス』海の中をひたすら散歩するだけで楽しい。ウバザメやジンベイザメなど海洋生物にも詳しくなれる【夏のおすすめゲームレビュー】
ファミ通の編集者が2024年夏のおすすめゲームを語る連載企画。今回紹介するゲームは、ダイバーとなって海を自由に探索できる海洋アドベンチャー『フォーエバーブルー ルミナス』です。 【記事の画像(1枚)を見る】 ※本企画は、週刊ファミ通2024年6月20日号(No.1852/2024年6月6日発売)の特集“編集者38人それぞれが選ぶいまオススメしたい38のゲーム”をWeb用に調整したものです。 【みさいル小野】のおすすめゲーム 『フォーエバーブルー ルミナス』 対応ハード:Switch発売日:2024年5月2日発売メーカー:任天堂価格:5478円[税込]、ダウンロード版5400円[税込]『フォーエバーブルー ルミナス』公式サイト 【こんなところがおすすめ】: 自動生成されるマップをひたすら探索できる危険なことは何もなく、お散歩気分でのんびり海洋生物に詳しくなれる(淡水エリアもある) 海の中をひたすら散歩するだけでも楽しいのです テレビを観ていてたまたま出会った『フォーエバーブルー ルミナス』。海中にさまざまな生物が映し出されるCMが流れて興味が湧き、しばらく観ていると任天堂のゲームだと判明する。 ひとまず『フォーエバー』部分だけ記憶してネット検索すると簡単に発見できました。公式サイトで内容を確認すると、さらに期待が高まり即購入。期待以上の作品だった。 そもそも、広大なマップを隅々まで探索するのが好きで、古くは『グランド・セフト・オートIII』を100パーセントクリアーするまでハマったり、『マインクラフト』では建築よりもひたすらマップを歩き回るなど、自分は作り込まれたゲームの世界を“散歩”することが好きなようだ。 さらに本作は、危険がともなわない、誰でも楽しめる仕様であることもポイント。凶暴そうなサメなどですら、敵対することなく観察し放題である。“海神作戦”バリに急潜行しても水圧で押しつぶされることはない。とにかく自由、とにかく平和な世界だ。 ゲーム内容はネット検索していただいたほうが早いが、少しだけ紹介しておこう。チュートリアル的にストーリーが進行する“調査本部”では、操作や探索の方法を覚えたり、この世界のことが明らかになっていく“ツクモ盤”と呼ばれる古代の石板のようなものが手に入る。 マルチプレイの“みんなでダイビング”は、知らない誰かとマッチングして、同じマップをともに探索するモード。“ひとりでダイビング”なら、文字通りひとりでのんびり探索できる。 探索の目的もいろいろ用意されており、マップ内で“アンノーンパルス”を発する生物をすべて確認すると、架空の生物が出現したり、99個に分割されたツクモ盤の欠片のようなものを見つけて謎が解けていったりと、飽きさせない仕組みが多い。 もちろん、出会った生物は図鑑に登録され、その生態などがわかることも楽しみのひとつだ。いまいちばんのお気に入りは“ウバザメ”で、大きく口を開けてゆっくりと泳ぎながらプランクトンを食べる姿を目撃してしまい、目が離せない存在に。 つぎはジンベエザメが立ち泳ぎで食事をする姿を見たいのだが、という具合に目的を持って行動するのも楽しいだろう。ゆっくり過ごしたい方に、猛烈にオススメしたい一本。