1回2死、ソトにアベック弾となる左越えソロを打たれがっくりの西武の先発・青山（撮影・開出牧）

　◆ロッテ6―2西武（31日、ZOZOマリン） 　プロ野球のワースト記録に並ぶ数字を西武がついに積み上げてしまった。開幕からのロッテ戦が13連敗となり、1965年にサンケイが中日戦で喫した記録に59年ぶりに並んだ。 ■まさか、中日の選手が西武の帽子を…【写真】 　「みんな勝とうという気持ちはあるんだが、うまくいかない。とにかくこの連敗に早くピリオドを打たないとはじまらない」。トンネルの出口が見えない渡辺監督代行はもどかしい表情で嘆いた。 　さらに良くない兆しもある。前半戦のロッテ戦11試合で被本塁打は「5」。それが後半戦の2試合でポランコに4本塁打、ソトに2本塁打を浴びている。特にポランコには2試合連続で初回に被弾した。 　「ここ数試合は初回に複数点を取られ、追いかける厳しい展開が続いている。攻守ともに初回からマックスでいくしかない」。連敗ストップのために立ち上がりからチーム一丸となることを求めた。 　1日のロッテの予告先発は佐々木朗で、故障からの復活登板となる。「厳しい試合になると思うが、病み上がりの投手にも不安はある。立ち上がりのところで攻略したい」と先手必勝を掲げる。 　「あした（1日）は初回から怒濤（どとう）の攻撃だよ。30分くらいは攻めていきたい」と渡辺監督代行が劣勢を吹き飛ばすように息巻いた。 （安田栄治）