智辯学園は2年連続で初戦タイブレーク制す、次戦は健大高崎と対戦【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:智辯学園9ー6岐阜城北(延長11回タイブレーク)>◇7日◇1回戦◇甲子園 【トーナメント表】夏の甲子園 結果一覧 智辯学園(奈良)が土壇場の起死回生の同点劇から、延長11回タイブレークの激戦の末に岐阜城北(岐阜)を下し、3大会連続で初戦を突破した。 2点ビハインドで迎えた9回に、敵失などもからんで無死満塁からの犠飛で1点を返すと、中道 優斗外野手(2年)の左前適時打で同点に追いついた。そこまで無安打だった主砲が、土壇場で大仕事をやってのけた。 「エースの田近さんは尊敬している先輩なので、なんとしても同点打を打ちたかった。小坂監督からもう1打席回ってくると言われて、しっかりと準備ができた」と、先発して8回まで3失点(自責1)と好投した田近 楓雅投手(3年)も救う一打だった。 延長戦へと持ち込むと、10回に敵失などで3得点。その裏に追いつかれたが、11回にはスクイズなどで再び3点を勝ち越し。粘る岐阜城北を振り切って、激戦をものにした。主将の知花 琉綺亜内野手(3年)は「ナイターは楽しかったですし、良い経験になりますが、やはり球が見にくく、難しかったです」と振り返っていた。 智辯学園は昨夏甲子園初戦も、延長10回タイブレークの末に英明(香川)にサヨナラ勝ち。2年連続で夏初戦をタイブレークでものにした。 2回戦ではセンバツ優勝の健大高崎(群馬)と対戦する。 岐阜城北は岐阜三田として出場した1998年以来、26年ぶりの夏の甲子園勝利はならなかった。先発の中本 陽大投手(3年)は自慢のスライダーを武器に10回途中まで12三振を奪う力投も報われず。外野手の好守備などもあったが、勝利には届かなかった。