パドレス・ダルビッシュ、百戦錬磨PS6勝目へ「段違いに落ち着いている」 PS初の日本投手対決が実現
【ロサンゼルス10日(日本時間11日)】米大リーグのポストシーズン(PS)でドジャース・大谷翔平投手(30)は11日(同12日午前9時8分)にドジャースタジアムでパドレスとの地区シリーズ(5回戦制)第5戦に臨む。2勝2敗で迎え、勝った方がリーグ優勝決定シリーズに進出。大谷は記者会見で「必ず勝てる」と決意を示した。両軍の先発はド軍が山本由伸投手(26)に決まり、パ軍はダルビッシュ有投手(38)。PS史上初めて日本投手が先発で投げ合う。 静かな口調に風格が漂った。パドレスのダルビッシュは地区シリーズ突破が懸かる大一番で先発を託され、「自分しか先発がいないので、明日のマウンドに立つわけなんですけど」と余裕たっぷりに笑いを誘った。 1敗で迎えた6日(日本時間7日)の第2戦では、大谷を3打数無安打に封じるなど7回1失点で勝利に貢献。再び相まみえるが「試合が始まってからいろいろ考えていくのが自分のやり方なので、今回もそうしたい」と自然体だ。この日はキャッチボールなどで調整。日本投手単独最多のポストシーズン(PS)通算6勝目も懸かる一戦に向け「この時期はあちこち痛いところがあるが、今年はすごく少ない。今までとは段違いに落ち着いている」と自信を示す。 ド軍の先発は山本に決まった。PSで日本投手が先発で投げ合うのは初めて。昨年3月のWBCでは日本代表でともに世界一に輝き「すごくうれしい。個人的にもすごく仲のいい選手なので、こういう舞台で投げ合えるのは幸せなこと」。全米も注目するサムライ対決で、再び快投を披露する。(山田結軌)