自転車、5年ぶりに夏油高原駆け抜け ヒルクライム最後の開催
きたかみ夏油高原ヒルクライム(実行委主催)は7日、北上市和賀町で2019年以来5年ぶりに開かれた。夏油高原の活性化や東日本大震災の復興支援を掲げ11年に始まったが、10回目の今回が最後。自転車愛好家は全力でペダルをこいだ。 雨が降る中、小学生から80代までの約370人が出場。選手たちは、いわさき小付近からゴールの夏油高原スキー場に向かい、最大標高差561メートル、平均斜度3%の緑豊かなコース18キロほどを駆け抜けた。 年齢制限なしのエキスパートクラスは、自転車ロードレースのプロチーム群馬グリフィンに所属する花巻市石鳥谷町の伊藤大地さん(27)が35分51秒で1位に輝いた。「高校3年生で優勝した際の記録を更新でき、自分に勝つことができた。思い入れのある大会が終わってしまうのは悲しい」と惜しんだ。