悲観ムードが強まる日本株相場に差し込む「2つの曙光」
先週末14日のアメリカ株の反落で、株式市場には再び悲観ムードが漂っている。だが、そんな中でも日本株相場には2つの“曙光”が差し込もうとしている(写真:ヨシヒロ/PIXTA)
10月14日のアメリカ株市場は、ダウ平均株価、S&P500種、ナスダック総合指数という主要3指数がいずれも反落した。寄り付きこそ堅調に始まったものの、FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)が政策決定において重視する統計とされる、ミシガン大学消費者態度指数の10月分が取引開始後に発表され、その予想インフレ率(1年先)が5.1%(前月は4.7%)と市場予想の4.6%を上回ったことで、長期金利は4%台に上昇。再び利上げ警戒ムードが市場に広がって、下落一途の展開となってしまった。 そのため、ナスダック総合指数が終値ベースで10月12日安値(1万0417ポイント)を下回って年初来安値を更新。S&P500種も首の皮一枚を残したような水準で踏みとどまっており、なお厳しい状況が続いていることを印象づける市況であった。
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岩本 秀雄