陸自幹部、酒気帯び運転で処分 停職4カ月、奪った他人の車で
陸上自衛隊伊丹駐屯地は22日、酒を飲み他人の車を無許可で運転したとして、中部方面警務隊本部所属の50代の男性幹部を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。 伊丹駐屯地によると、男性幹部は善通寺駐屯地(香川県善通寺市)所属の2等陸佐だった2023年8月19日、同市内の飲食店で飲酒後、民家の敷地内に侵入して奪った軽乗用車を運転したとして、香川県警が同年10月に道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検していた。車の窃盗などについては、所有者が被害届を出さなかった。 中部方面警務隊の聴取に「当時の記憶がない」と話しているという。同隊の野口敬利隊長は「同種事案の根絶に努める」とした。