チャンピオンに輝いたＹｕｋａ（中央）＝１１月、岡山県（提供）

　2023年11月に岡山県で行われたニュージャパンキックボクシング・ミネルバ・ライトフライ級（48.9キロ以下）王座決定戦で、Yuka（本名・砂川ゆか、SHINE沖縄）が3-0の判定で喜多村美紀（テツジム）を下し、新王者に就いた。37歳でプロ転向し、初タイトルを獲得したYukaは「チャンスを逃したくなかった。念願だったチャンピオン。最低でも1年は防衛したい」と喜びを語った。 【写真】小学5年で始め全日本47kg級を制した中3女子 　前王者のベルト返上で行われた王座決定戦。Yukaは1ラウンドから得意の首相撲で相手を抑え込み、体力を消耗させて勝利をつかんだ。1度負けたことのある相手に雪辱しての勝利に「相手の得意技を研究して封じることができた」と胸を張った。 　長女を出産し15年ほど前に産後ダイエットを兼ねてキックボクシングを始めた。2021年にプロ転向。4勝4敗1分けで迎えた10戦目で王座に輝いた。 　3人の子育てや勤務先の飲食店で調理の仕事をしながらつかんだ新女王の座。Yukaは「お店にベルトを飾りたかった。40歳までにチャンピオンになる目標も達成できてよかった」と笑顔で話した。（平良吉弥）