【まさに神がかり的!】3日でランカー含む29本!緻密な戦略が導き出したシーバスの釣果『熊本エリア』
熊本県のシーバスロケでとんでもない事件が起こった。3日間でランカーを含む29本、ポイントに対するキャッチ率100%!20年を超える釣りビジョンのオカッパリシーバスのロケでも、過去最多クラスとなる釣果だ。これまで幾度となくシーバスの釣行取材をしてきた担当ディレクターをして”神回”と言わしめた衝撃の内容を紹介したい。 【写真】山本が「見てるだけでご飯一杯いける」と言った、カッコいいシーバスがこちら!
肥後の若きスーパーエキスパート、山本高彰
驚愕の釣果を叩き出したアングラーは、熊本県在住、熊本全域をホームとするBlueBlueテスター山本高彰。身長180cmを超える大柄な体躯から、一見パワーファイターに見えるが、BlueBlue代表・村岡昌憲は山本について真逆だという。 村岡「注目してほしいのは繊細さ。釣りの組み立て、魚を掛けるまでのイメージ、そしてイメージ通りのルアーの動かし方。めちゃくちゃ繊細!」 そう、今回我々は山本の繊細さ、緻密さを思い知ることとなる。 山本「ポイントを探す時とか、初場所に行くときは釣りをしないこともありますね。ただ川を眺めます。6時間くらい」 驚きである。川を眺めるだけで6時間…。山本によれば、釣りをすると釣りに集中してしまい観察が疎かになってしまうというのだ。初場所では、まず干満による流れの速さや川幅の変化、魚の状況などをキャッチすることが大切なんだと。例えば、潮が満ちてブレイクが浸かったら、そのブレイクに魚が付いてその際でボイルするとか、気付くことはいくらでもあるという。しかし、だからといってそのために6時間を費やせるアングラーが何人いることか…。
今回の取材に当たって
山本の言動からは釣りへの真摯な姿勢、そして魚への敬意がうかがい知れる。今回の撮影日が決まり、実釣に至るまでおよそ1ヶ月の期間があった。 山本「撮影日が決まってから1ヶ月間、毎年のデータと今年のズレを把握するために仕事の合間にポイントを巡りました。車の中で1,2時間寝て、起きて、また釣りをして、という生活を1ヶ月間。釣れるだろう場所を見立てて、最後に風予報で微調整した感じです」 過去、撮影のためにここまで準備をしてくれたアングラーがいただろうか?尋常ではない努力、釣りへの真摯な姿勢が、入ったポイントでのキャッチ率100%、ランカー含む29本キャッチという、驚愕の釣果を導き出したのだろう。