会社員ですが、定年後に収入が4割減で「20万円」になってしまいました。「給付金」が受け取れると聞いたのですが、いくら受け取れるでしょうか?
「高年齢雇用継続給付」の給付金額はいくら?
高年齢雇用継続給付の支給額は、60歳到達時の賃金月額に対し、支給対象月に支払われた賃金額の低下率に応じた支給率を、支給対象月に支払われた賃金に乗じて計算されます。 具体的には、低下率(支給対象月に支払われた賃金額/賃金月額×100)が61%以下であれば15%、61%を超えて75%未満であれば044%~14.35%です。 ※賃金月額=原則として60歳に到達する前6ヶ月間の平均賃金 実際に計算してみましょう。60歳到達時の賃金月額が33万3333円、支給対象月の賃金が20万円の場合の低下率は60%です。支給される条件をすべて満たしているとすると、給付金は賃金の20万円に15%を乗じた3万円です。 定年前からの低下分をすべて補えるわけではありませんが、それでも毎月3万円をもらえるのは助かるところでしょう。
まとめ
定年後も多くの人が働いていますが、収入が減ってしまう場合も少なくありません。「高年齢雇用継続給付」を受け取るには、会社からハローワークに申請し手続きをするので、まずは会社へ相談が必要です。 「高年齢雇用継続給付」がどれくらいもらえるかは、専用の計算サイトがあります。気になる人はシミュレーションしてみましょう。 出典 内閣府 令和5年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)1 就業・所得 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- 厚生労働省 高齢者雇用継続給付の内容及び支給申請手続きについて 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部