映画「私は憎まない」予告編、“中東のガンジー”の幼少期は「悲惨・貧困だけだった」
ノーベル平和賞に5度ノミネートされ、“中東のガンジー”と評される医師イゼルディン・アブラエーシュのドキュメンタリー映画「私は憎まない」より、予告編が到着した。 【動画はこちら】、“中東のガンジー”に密着した「私は憎まない」予告編 同作は、パレスチナ・ガザ地区の貧困地域ジャバリア難民キャンプ出身で、パレスチナ人として初めてイスラエルの病院で働く医師になったアブラエーシュの平和活動に迫るもの。彼は自身の娘3人が殺された経験がありながらも、イスラエルとパレスチナ間の憎しみの連鎖を断ち切るため「医療でイスラエルとパレスチナの分断に橋を架ける」と平和活動を続けている。 YouTubeで公開中の予告編にて、アブラエーシュは「私の子供時代は子供らしさなどなく、あるのは悲惨さと貧困だった。そこから抜け出す方法は教育だけだと気付いた」と過去を振り返る。そして悲劇に見舞われた彼が「私はイスラエル人患者を診ている。なのにこんな仕打ちを? これが和平か?」と訴える姿や、娘たちへの思いを涙ながらに語る様子が映し出されていく。 タル・バルダ監督作「私は憎まない」は、10月4日より東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。 (c)Filmoption (c)Famille Abuelaish