<春へ一丸・’23センバツ慶応>選手紹介/5 加藤右悟右翼手(1年)/小宅雅己投手(1年) /神奈川
◇苦手内角も積極的に 加藤右悟(ゆうご)右翼手(1年) 中学3年時に所属していた県央宇都宮ボーイズで全国大会に出場し、春に優勝、夏に準優勝の経験を持つ。他校からも声がかかったが、慶応の森林貴彦監督(49)の著書「シンキングベースボール」を手に取り、門をたたいた。 1年生ながら4番打者も任される。昨秋は打率4割を超え、チームトップの3本塁打も記録。「練習したことを全部試合で出せた」と振り返る。この冬は得意な外角の球だけではなく、苦手だった内角も積極的にバットを振った。センバツでは「作新学院や大阪桐蔭といった強豪を倒したい」と意気込んでいる。 ◇強打者と対戦したい 小宅雅己(まさき)投手(1年) 昨秋は公式戦12試合のうち9試合に登板し、エースとしての存在を印象づけた。スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を使い分け、打者を翻弄(ほんろう)した。完投した関東地区大会2回戦では相手に16安打を浴びながら3失点で切り抜けるなど打たれ強いのも特徴だ。 関東地区大会後、個人練習では体全体で投球するため、野球ボールより3倍ほど大きいドッジボールを投げる練習を積んだ。 「どれだけ強打者に通用するのか。緊張するかもしれないが、挑戦したいという気持ちも強い」とセンバツに向けて意気込む。=随時掲載