中井友望&田中偉登、“愛される座長”萩原利久の魅力語る「芝居に真面目」「お茶目」
中井友望、早見あかりに思わず惚れる!?
辻やもり氏によるコミックを実写化した読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『めぐる未来』(毎週木曜23:59~)は、“過去に戻る病”を抱える主人公、襷未来(萩原利久)の妻・めぐる(早見あかり)が、結婚記念日に謎の死を遂げたことから、未来が過去へと戻り、めぐるの死の真相に迫っていく考察型タイムリープサスペンス。14日には9話が放送され(現在TVerで配信中)、ついに真犯人が明らかに。21日には、最終回が放送される。 【写真】『めぐる未来』場面写真ほか(全8枚) 今回は、めぐるの同僚で職場の新人・阿頼耶清美を演じた中井友望、捜査一課の刑事・暦亘を演じた田中偉登にインタビュー。前編では難役に挑んだ思いを聞いたが、後編では、萩原・早見の印象や、今作で得たことについて話を聞いた。 ※編集部注:本記事はネタバレを含んでいます。知らない状態でドラマをご覧になりたい方はご注意下さい。 ■田中偉登、萩原利久と満を持しての共演に喜び ――田中さんは、萩原さんとは長い付き合いとのことですが、出会いを教えてください。 田中:僕は7歳の頃からこのお仕事をしているのですが、利久とはほぼ同期なんです。オーディションに行って、最終に残れば必ずいるような相手だったし、共通の知り合いから話を聞くこともあって。初めてちゃんと話すようになったのは19歳の頃。まだ二人ともお仕事が全然ない時期で、普通はその時間を使ってバイトをしたり、映画を見に行って勉強するはずなのですが、僕たちは芝居の話を全くしない友人として、ひたすらカードゲームをしていました(笑)。二十歳になったときには、一緒にお酒を飲みに行ったことを覚えています。 ――『めぐる未来』では、満を持しての共演になったんですね。 田中:一緒にドラマを作れることがすごくうれしかったです。撮影が始まるとき、いつもならどうやって人間関係を築いていこうかといろいろ考えるのですが、今回は利久がいたおかげでそういうハードルもなく、助けられました。利久は自分の思ったことを素直に言える人で、芝居についてすごく真面目に考えている人。8話の、未来と暦が屋上で対峙するシーンで「今のお芝居で合っていたんだろうか」と不安に思っていたとき、「未来目線ではこう見えてたよ」と話してくれて、すごく頼りになりました。僕のほうが一つ年下なんですけど、カードゲームをしているときは、頼りがいがあるなんて思ったことなかったんですよね(笑)。今回は、心のよりどころにさせてもらいながらも、お互いに全力で戦って。いい座長だなと感じました。 ――萩原さんにとっても、関係の深い田中さんが暦役を演じることはうれしかったのでは。 田中:どうなんでしょう、利久もそう思ってくれていれば良いのですが、僕はすごくうれしかったです。撮影の合間に「昔、こんなことしたよね」と振り返りながら、改めて二人とも成長したなと感じましたし、「まず、お互いに役者を続けられていることがうれしいよね」と話をしました。 ■中井友望、早見あかりは「笑顔がめちゃくちゃかわいい」 ――中井さんから見た、萩原さん、早見さんの印象を教えてください。 中井:私はもともとお話しするのが得意ではなくて、清美役として、お二人を必要以上に好きになっちゃうと良くないと思っていたので、一緒にいる時間を極力作らないようにしていたんです。でも早見さんとお芝居をしていると、笑顔がめちゃくちゃかわいいし、場がすごく明るくなる、めぐるさんと同じパワーを持っている素敵な女性だなと、しみじみと感じました。「いい匂い」って言って抱き締めてもらったシーンは、もううれしくなっちゃって。 田中:惚れてるじゃん!(笑) 中井:清美としてじゃなくて、中井友望としてうれしかったです。萩原さんは、お会いするまで未来くんと似ているというイメージを勝手に持っていたのですが、撮影の合間にはすごくお茶目なところが見られて。オンエアを見ていても、普段抑えているからこそ、未来くんのちょっとした笑顔や怒りの感情が出ているシーンが魅力的になっているなと思いました。