中日の強さは本物? 他球団から「中田翔の加入で昨年と全く違うチーム」警戒が
「打点に重きを置けば面白い」
野球評論家の伊原春樹氏も、週刊ベースボールのコラムで中日のキーマンに中田翔を挙げている。 「3年連続の屈辱は絶対に避けなければいけない。戦力は就任1年目よりも確実にアップしている。中日のウィークポイントは誰が見ても得点力だ。昨年のチーム得点は390。12球団で唯一の300得点台だった。無得点試合は27もあったという。これでは勝てる試合も勝てなくなってしまう。オフには積極的に補強。中田翔、中島宏之、上林誠知らを獲得したが、やはりカギを握るのは中田になる。広いバンテリンドームで本塁打量産は難しいかもしれないが、打点王を3度獲得している勝負強さをどれだけ発揮できるか。一発より、打点に重きを置けば面白い」 「さらに、細川成也だ。昨年、現役ドラフトでDeNAから中日へ。移籍1年目、140試合に出場し、打率.253、24本塁打、78打点と大ブレーク。今年は相手投手からのマークも厳しくなるだろうが、それをかいくぐれば本物だ。細川が“2年目のジンクス”に陥らないことも、チームの上位進出に欠かせない要素だ。投手陣は先発、リリーフとも盤石なだけに、打撃陣の奮起にすべてがかかっているのは間違いない」 シーズンは長い。順風満帆とはいかず、試練を迎えるときがあるだろう。そのときに底力を発揮できるか。キーマンは中田だけではない。勝利に飢えた選手たちの戦いぶりに要注目だ。 写真=BBM
週刊ベースボール