【ラグビー日本代表】エディーHC「2027年のメンバーを構築している」ベテランより若手を積極起用
ラグビー日本代表は14日、国際テストマッチ「リポビタンDツアー2024」ウルグアイ戦(16日、フランス・シャンベリー)の登録メンバー23人を発表した。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)とゲーム主将のSH斎藤直人(27=トゥールーズ)が、遠征中のフランスからオンライン取材に応じた。 9日のフランス戦は12―52で大敗。ジョーンズHCは「結果は残念だったけど、ここまでの成長具合はよかった」と振り返った。世界ランキング14位の日本にとって“格下”となる同19位のウルグアイ戦はこれまで以上に勝利への期待が掛かる。「とても重要な試合と位置づけている。我々のスタイルに自信を持っている」と話した。 主将を務めていたSO立川理道(34=東京ベイ)がフランス戦でハムストリングを負傷して欧州遠征から離脱。前回の先発メンバー15人中、立川の他にプロップの竹内柊平(26=浦安)、No・8のファウルア・マキシ(27=東京ベイ)、WTB長田智希(24=埼玉)の3人が今回は登録から外れた。初先発はプロップの為房慶次朗(23=東京ベイ)、SO松永拓朗(26=BL東京)、WTB浜野隼大(23=神戸)の3人。指揮官は「為房はスクラムとフィールドプレーがとても良い。浜野はハードトレーニングに取り組んでいたので努力が実った形。パフォーマンスを楽しみにしている」と期待を込めた。また、長田については今週の練習中に足首を少し痛めたことを明かし、24日のイングランド戦には出場可能と見込んでいるという。 離脱したSO立川の代役は、FBを本業とする松永が予定通り担うことに。10月中旬の宮崎合宿から帯同する中楠一期(24=BR東京)と13日に追加招集が発表されたばかりの伊藤耕太郎(23=BR東京)の、SOを本業とする代表ノンキャップ勢はメンバー登録されておらず。指揮官は「まだ準備できているとは言えない。国際レベルの選手になるにはプロセスが必要。まだ成長の余地がある」と評価した。経験豊富なSO不在の状況でも、昨年のW杯メンバーは今回追加招集せず。その理由を「2027年の(W杯の)メンバーを構築している状況。我々は前に進むというポリシー」と説明した。