大阪・平野9町だんじり地元商店街に集結 夏まつり前夜祭
大阪・平野9町だんじり地元商店街に集結 夏まつり前夜祭 THE PAGE大阪
大阪市平野区内をだんじりが駆け抜けることで知られる「杭全(くまた)神社 平野郷夏まつり」。そのだんじりを集結させ地元商店街を盛り上げる同まつりのプレイベント「平野郷夏まつり前夜祭」が21日、同区本町のサンアレイ平野本町通、平野中央本通り両商店街で行われ、アーケードを突き破りそうなほど勢いのあるだんじり囃子が、街中に響きわたった。
「だんじりに乗れる」と子どもら大はしゃぎ
同まつりは300年以上続く歴史のあるもので、商売繁盛を祈願し行われる毎年恒例の行事。また、JR大和路線・地下鉄谷町線平野両駅の近くで行われるため、遠方から多くの人が見に来ることでも知られている。 このイベントは、だんじりが通る場所でもあり、最近空き店舗が増えるなどしている両商店街を盛り上げようと同まつりの実行委員会が企画して実施。今回で2回目の開催だという。 9町のだんじりが同商店街に集結し、順番に「コンチキチン」と太鼓や鐘の音を響かせる。同時に法被に身をまとった地元の子どもらが踊り出す光景が見られた。 地元に帰ってきたという大阪府八尾市の40代の男性は「去年このイベントをネットニュースで知って今年は見ようとやってきた。昔はこういう感じではやってなかったんで、親しめそうなんで子どもを連れてきました。夏まつり本番も楽しみですね」などと話していた。
また、だんじりを曳くという同区の20代の男性は「こうやって子どもから大人まで商店街で楽しめる機会はそうないこと。やっぱ平野はだんじりやなぁと改めて思いますわ」などと、うれしそうに話していた。 今年は7月11~14日に行われ、同区中心部をめぐり、杭全神社への宮入りなどが行われる。