【定年後は社長】シニア起業が増えているって本当!?どの業界で多いの?
定年後にシニアが起業する「シニア起業」が急増していることはご存じでしょうか? 定年後に時間ができたから、自分のやりたいことをやってみたい、自分の裁量で自由に仕事したいなど、起業に対してさまざまな思いを持ってチャレンジする人が増えており、シニア層の起業家が増えています。 そこで本記事では、シニア起業の割合や、どのような業界で起業しているか?について解説します。 ▼高齢者の「4人に1人」は働いている!? 平均年収はどのくらい?
シニア起業ってどれくらい増加しているの?
内閣府「中小企業白書2014」によると、年齢別の起業家の推移は、表1のようになっています。 表1
※内閣府「中小企業白書2014 起業希望者及び起業家の年齢別構成の推移」を基に筆者作成 表1より、29歳以下~50代までは減少傾向にあるものの、60歳以上のみ起業家の数が増加傾向にあり、10年前に比べて約18%も増えています。 シニア層のなかには、今まで仕事で培ってきたノウハウや経験を生かして自由に仕事をしたいとか、今まで仕事ではしていなかった新しいことに挑戦したいという思いを持って、起業する人が多いことが想定されます。
シニア起業家はどの業界で多いのか?
続いて、シニア起業で多い分野について見ていきましょう。内閣府「中小企業白書2014」によると、結果は表2の通りとなっています。 表2
※内閣府「中小企業白書2014 性別及び年齢別の起業分野」を基に筆者作成 シニア起業において一番多い分野はサービス業です。29歳以下や30代~50代の起業家のなかで、サービス業に携わっている人の割合は、どの年代も20%以下であるため、60歳以上の39.1%という割合は圧倒的に多いといえるでしょう。 自分の知っている知識を若い世代に伝えたり、経験を生かしてカウンセリングしたりと、自分の今まで培ってきた知識や経験、実績を生かして起業をしていくケースが多くなっていることが想定されます。
シニア起業家はサービス業の分野において最も多い
シニア起業家は、年がたつにつれて増えていることが分かりました。また、最も多い分野はサービス業でした。 シニア起業をするにあたって、国や地方自治体などの助成制度はたくさんあります。自分の知識を生かして起業してみたいとか、自分の裁量で働きたいと思って、起業するシニアの方は珍しくありません。もし起業に興味があるのであれば、起業への道に一歩踏み出してみましょう。 出典 内閣府「中小企業白書2014」<高齢者の就業・社会参加> 起業希望者及び起業家の年齢別構成の推移(9ページ)、性別及び年齢別の起業分野(10ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部