周辺を覆っていたガスが晴れ、束の間見えた御来光を写真撮影する登山者ら＝6日午前5時18分、南アルプス光岳山頂付近

　南アルプス最南部に位置する光岳(てかりだけ)（2592メートル）山頂付近の光岳山小屋から6日朝、御来光が望め、登山者らがつかの間の記念撮影を楽しんだ。 【写真】周辺を覆っていたガスが晴れ、束の間見えた御来光

　日の出時刻は午前4時55分だったが、ガスに覆われて周囲の山も見ることができずに時間が経過。諦めかけていた午前5時15分過ぎ、晴れ始める。小屋から歩いて15分ほどに位置するイザルガ岳（2540メートル）の山頂と御来光が重なるように太陽が顔を出した。

　周囲の聖(ひじり)岳（3013メートル）や上河内岳（2803メートル）の山々も姿を見せ、宿泊していた登山者らは「見えた、見えた！」と興奮した様子。埼玉県小川町の渡辺正さんはスマートフォンで撮影しながら「見えないと思っていたのでうれしい。おかげで1日頑張って歩けます」と笑顔を見せた。