マンCで “4番手”からポジションを掴み取ったDFアケ 精神的支えとなった指揮官ペップの対応を称賛
今ではマンCに欠かせない存在に
マンチェスター・シティに所属するオランダ代表DFネイサン・アケは、父親を無くした際の指揮官ペップ・グアルディオラの対応に感謝しているという。 アケは2020年にボーンマスからマンCに加入。今ではチームの強固な守備ラインの1人として重要な存在となり、昨シーズンの3冠達成にも大きく貢献したアケだが、レギュラー獲得までの道のりはスムーズなものではなかった。 CBとして加入したアケは当初、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、アイメリック・ラポルトに次ぐ4番手として考えられており、1年目は公式戦わずか13試合しか出場していない。序列が低い中でも、腐らずに限られたチャンスを確実にものにし、今のポジションを確立させたのだ。 そんなアケだが、加入して約1年後の2021年9月に前立腺癌で長い間戦っていた父親を亡くしている。そこから今日に至るまでのペップの精神的サポートにアケは助けられたと語っている。 「ピッチの内外でペップに感謝している。2年前に父が亡くなったとき、彼は素晴らしかった。必要な用事があったり、休みが欲しいときは、彼に言うだけでよかった。彼は私に必要な時間と場所をすべて与えてくれた」(英『Mirror』より) またアケは初ゴールを決めたライプツィヒ戦の試合中に父親が息を引き取ったことを自身のインスタグラムで以前明かしている。プライベートで辛い出来事のあったアケだが、指揮官のサポートが今の活躍に繋がっていると語っている。さらに同メディアで、「グアルディオラは私がこれまで出会った中で最高の監督だと言える」と指揮官への称賛を惜しまないアケ。 辛い時期を乗り越え、ペップの信頼を勝ち取ったアケの存在は今シーズンもチームにとって欠かせない。
構成/ザ・ワールド編集部