大谷翔平、2試合ぶり安打で満塁弾演出も反撃及ばず ドジャースは2連敗で宿敵パドレスに王手許す
○ パドレス 6-5 ドジャース ● <現地時間10月8日 ペトコ・パーク> ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間8日、パドレスとの地区シリーズ第3戦に「1番・指名打者」でフル出場。第1戦以来の安打で得点機を演出したが、ドジャースは惜敗。シリーズ1勝2敗と追い込まれた。 パドレス先発は今季13勝の右腕キング。初回の第1打席は、カウント2-2から内角低めに食い込むスイーパーで空振り三振。大谷は凡退するも、続くムーキー・ベッツが左翼ポール際へソロ本塁打を放ち、幸先良く1点を先制した。 しかしドジャースは2回裏、一塁手フレディ・フリーマンの悪送球、遊撃手ミゲル・ロハスの野選などミスが続いて同点に。さらに、先発ウォーカー・ビューラーが7番ペラルタに2点適時二塁打、2番タティスJr.に2戦連発となる2ラン本塁打を浴びるなど一挙6失点で逆転を許した。 5点ビハインドで迎えた3回表、無死一塁での第2打席はカウント1-1から外角のチェンジアップを打って中前安打。バットを粉々に折られながらもセンター前へ打球を運ぶと、2番ベッツも続いて3連打で無死満塁のチャンス。一死の後、4番テオスカー・ヘルナンデスが中堅バックスクリーンへ反撃のグランドスラムを叩き込み、1点差に追い上げた。 5回表の先頭打者として迎えた第3打席は、フルカウントから外角のスイーパーを強振。左中間最深部へ飛球を打ち上げたが、あと一伸び足りず。ドジャー・スタジアム含む4球場で本塁打判定の好打球を放つも、フェンス手前への中飛に終わった。 8回表、再び先頭での第4打席は4番手左腕スコットと対戦。カウント2-2から外角高めいっぱいのスライダーに手が出ず、見逃し三振に倒れた。 この試合の大谷は4打数1安打、2三振という内容。ポストシーズン成績は打率.231、1本塁打、OPS.693となっている。
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