橘学苑が前後半合わせて5得点を挙げ橋本を破り2回戦進出
6月30日、令和6年度第103回全国高校サッカー選手権大会神奈川県1次予選の1回戦が行われ、橋本と対戦した橘学苑が5-0で勝利し2回戦進出を決めた。 【フォトギャラリー】 橋本 vs 橘学苑 開始早々から攻撃的に試合を進める橘学苑は7分、相手DFラインの背後に出たボールに反応したFW11栗原夢叶のゴールで先制すると17分にはMF19武井智哉が追加点をあげ、一気に主導権を握る。 これに対し橋本は、24分に相手陣内でボールを奪ったMF13西尾爽人がそのまま一気に持ち込み豪快な一撃を放つが、橘学苑のGK1矢澤祐のパンチングで弾き出され反撃のゴールとはならず。 すると直後の27分、ロングスローからのクリアボールをDF4清水川櫂飛が決め、橘学苑が3点のリードで前半を折り返す。 後半に入っても橘学苑の勢いは止まらない。立ち上がりの39分、右サイドからのゴール前に放たれたロングスローが競り合いの裏に流れたところを清水川が走り込んでこの日2点目となるゴールを叩き込むと、42分にはDFとの競り合いに勝ったMF7清水冬碁が押し込んでその差を5点に広げる。 残された時間、何とか一矢を報いたい橋本も必死にボールを繋ぎゴールを目指すが、橘学苑の守備を崩すことができず無念のタイムアップ。結局5-0で橘学苑が橋本を下し2回戦進出を決めた。 試合後、橘学苑・武内隆司監督は「まずは勝てたことがよかったです。テスト勉強等で練習が十分にできない時もありましたが(選手たちが)できるベストを尽くしてやってくれました」と選手たちの健闘を讃えた。そして「精一杯後悔のないように(この先)もプレーをして欲しいですし、我々も準備をさせてあげたいです」と選手たちへ言葉を送った。 一方、敗れた橋本は後半は立ち上がりに失点はあったものの、ハーフタイムに佐藤翔監督から受けた「前に行ききれていない。自信も持ってもっと前に行こう」の檄に応えるように「最後まで切らすな!」と互いに声を掛け合い集中して最後まで集中力を切らさず戦い抜いた。 (文・写真=西山和広)