会見で意気込みを語った〝ブラックパンサー〟ベイノア

　格闘技イベント「RIZIN．47」（9日、東京・国立代々木競技場第一体育館）の出場選手インタビューが7日に都内のホテルで行われ、〝ブラックパンサー〟ベイノア（28）が〝ポイントファイター〟返上を誓った。 　4月の「RIZIN．46」で井上雄策と対戦して判定勝ちしたベイノアだが、序盤から打撃で見合う展開が多くなり、目に見える攻防がないまま試合終了。その消極的とも見える姿勢に、試合中はRIZINでは珍しくブーイングが飛ぶ事態に…。これを受けて、ベイノアはRIZINの公式動画で謝罪する事態になった。 　そんな〝いわくつき〟の一戦から連戦でジョニー・ケースと対戦するが「絶好調です！　やることはやってきたんで。あとは当日暴れるだけだと思っています。前戦のダメージ？　ないです。心的ダメージも？　もう、ないです」と笑顔を見せる。さらに相手のケースについて「言わずと知れたザ・MMAファイター、コンプリートファイターだなと思います。負ける勇気を持って勝ちにいきます。気合で勝とうと思っています」と力を込めた。 　だが、相手のケースからは「ベイノア・イズ・ポイントファイター。距離感が武器なんだと思います。というか、それだけだと思います。だから彼は今回もポイントを取りにいく打撃をすると思う。だが、私は彼をつかまえる自信がある。自分がフィニッシュする」と辛らつに評された。 　ベイノアはこれに困惑しつつも「ポイントに当ててKOするっていう意味ですかね」と前向きにとらえると「ジョニーさんは自分の勝ち筋が見えないって言っていたみたいですけど、自分は見えているから、ここにいます。今回はフィニッシュしにいくので。そういう試合を見せたいと思います」と力強く宣言した。 　汚名返上のKO勝ちはなるか。それとも悪夢は繰り返されるのか…。