【桜花賞】阪神JF勝ちと完成度の高さを評価 東大HCの本命は無敗のアスコリピチェーノ
牝馬三冠第一戦
今週日曜日、阪神競馬場でGⅠ・桜花賞が行われる。無敗で阪神JFを制したアスコリピチェーノ、2着ステレンボッシュ、チューリップ賞で鮮やかな追い込みを見せたスウィープフィートに、クイーンズウォーク、チェルヴィニアら好メンバーが春の仁川で一冠目を争う。 【桜花賞2024 推奨馬】前走タイムは三冠牝馬を上回る、連対率100%データにも該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 昨年のリバティアイランドをはじめアーモンドアイ、ソダシ、スターズオンアースなど数々の名牝が通った一戦。今年もそれに匹敵するスターホースの登場に期待しながら、データを参考に馬券戦略を検討していく。
阪神JF組を中心に
<桜花賞・前走レース別成績> チューリップ賞(GⅢ)【3-3-3-12】勝率14.3%/連対率28.6%/複勝率42.9% チューリップ賞(GⅡ)【0-5-3-18】勝率0.0%/連対率19.2%/複勝率30.8% 阪神JF【2-2-0-5】勝率22.2%/連対率44.4%/複勝率44.4% フィリーズレビュー【1-0-2-43】勝率2.2%/連対率2.2%/複勝率6.5% クイーンC【1-0-1-18】勝率5.0%/連対率5.0%/複勝率10.0% ※過去10年。OP特別・L【1-0-0-31】 桜花賞の王道ローテといえば「チューリップ賞からの臨戦」だが、近年は他のクラシック競走の例に漏れずGⅠからの直行も増えている。ソダシやリバティアイランドも阪神JFからの直行で勝利を収めた。アスコリピチェーノ、ステレンボッシュには注目したい。前走阪神JF組について詳しいデータを見ると1着馬が【2-1-0-0】で、連対した4頭のうち3頭がこれに該当する。残る1頭(21年サトノレイナス)も阪神JFタイム差なし2着→桜花賞2着で、同じパターンのステレンボッシュも見逃せない。 チューリップ賞組は17年までのGⅢ時代【3-3-3-12】複勝率42.9%に対し、それ以降のGⅡ昇格後は【0-5-3-18】複勝率30.8%と勝ち馬が出ておらず、複勝率も若干劣る。特に昇格後の勝ち馬は【0-1-0-6】で、平均人気3.4に対し平均着順9.7と人気を裏切るケースが多い。また、好走例の多くはチューリップ賞で5番人気以内に評価されていた馬で、セキトバイーストとハワイアンティアレの再びの激走は想像し辛い。 それ以外のローテで出走してきた馬の成績は芳しくないが、フィリーズレビュー2着馬【1-0-2-6】には注目したい。馬券内の3頭(アットザシーサイド、レーヌミノル、ナムラクレア)はすべてフィリーズレビューを1番人気で負け、桜花賞では人気を落としながら巻き返した。この3頭と全く同じパターンのコラソンビートは侮れない。