ぎっしり、ズワイガニ 庄内沖で漁本格化
庄内浜のズワイガニが水揚げされ、連日、各漁船が酒田市の酒田港や鶴岡市の由良漁港、鼠ケ関港に帰港している。いっぱいになったコンテナはすぐに漁船から降ろされ、市場などに運ばれている。 ズワイガニは底引き網漁で漁獲され、本県では先月1日に漁が始まり、冬にかけてピークを迎える。今月4日に酒田港に帰港した第28広徳丸の船主池田亀五郎さん(79)=酒田市山居町2丁目=は「サイズ的には、まだ物足りない。海の環境次第かな」と話していた。県漁業協同組合によると、水温が下がる今月中旬以降は徐々に水揚げ量・サイズとも上向きそうだという。 重さなどの基準を満たした高品質のカニは県などでつくる庄内浜ブランド創出協議会が「庄内北前ガニ」と認定。庄内地域の飲食店や旅館などでは庄内北前ガニキャンペーンを来年1月15日まで展開している。