「晴海フラッグ」6部屋当選者に聞く投資の“コツ”と“ホンネ” 妬みの声は一蹴
東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地を再開発したマンション群「晴海フラッグ」。高倍率で手に入れられなかった人が多い人気不動産で見え隠れしているのが、転売の動きだ。 【映像】強運だけじゃない! 晴海フラッグ6部屋当選者の極意 『ABEMAヒルズ』は実際に晴海フラッグの抽選で6部屋も当選し、転売を見据えているという人物に取材した。 「ずっと格安だと聞いていた。東京の不動産に興味があったので『ちょっと買ってみようかな』という興味本位からスタートした」 そう話すのは、中部地方在住で本業の他に不動産投資を行っている「リユース大家」さん。高倍率であるため当時は1~2部屋を想定していたというが結果的に6部屋も当選。 6部屋の総額はなんと4億2000万円(※初期は戸数制限がなかった)。まだ建設中のマンションのため、引き渡しは1年以上先とのことだが、一部は転売も視野に入れているという。 そのことをXでつぶやいたところ、「金の亡者」など転売に批判的な声があがったようだが、そもそも不動産の転売にはリスクがつきものだ。 「世間では『晴海フラッグの転売絶対儲かる』などと言われているが、大暴落の可能性ももちろんあり、批判する人はそのリスクが見えていない。当事者はそのリスクも抱え込んで物件を買っている」(リユース大家さん) こうした転売目的の購入について湾岸エリアのマンションの実態を潜伏取材している“湾岸の妖精”こと、「のらえもん」さんは「基本的に人が住まない物件には意味がなく、実際に住む人が手に入れられるような売り方をすればよかった。リスクとリターンを考えて動いている投資家を責めたい気持ちはないが、10年の転売制限をつけるなど販売手法を考えるべきだった」と指摘した。 最後に、リユース大家さんは不動産投資に必要なことについて語った。 「不動産投資においては『情報収集能力』と『物件の価値判断基準を持てるかどうか』と『購入できる資金力』の3つが全てだ。『いっぱい買って儲かっていいよね』みたいな意見があるのは理解しているが、ビジネス上のプロセスを経た上での話であって、『簡単に申し込んでパッと当たって儲かった』という話ではない」 (『ABEMAヒルズ』より)