試合後、刀羅ナツコ(中)らH.A.T.E.に襲撃されたチーム200キロ

　センダイガールズ（仙女）の最強タッグ・チーム200キロ（橋本千紘＆優宇）が、ワールドタッグ王者に返り咲いた。 【写真】ボックスで殴りつけられる橋本千紘 　27日の新宿フェイス大会で、2人は同王者の岡優里佳＆桃野美桜に挑戦。2月20日の仙台大会で同王座から陥落した以来、約7か月ぶりの王座奪還に燃えていた。 　業界きってのパワーファイターである2人は、王者組をなぎ倒し圧倒。ダイビングボディープレスを狙った桃野を2人で豪快に投げ飛ばすと、観客から歓声が上がった。 　15分過ぎ、王者組の意地が炸裂。好連係とスピーディーな動きで翻弄されたチーム200キロだったが、最後は橋本が岡を強烈なパワーボムでマットに叩きつけ、3カウントを奪った。 　同一タッグで4度目の同王座戴冠という史上初の快挙を成し遂げた橋本は「まだまだ私たちが強かったってことだ。いつも私たちに最高の刺激をくれてありがとう。絶対またやろう。こんなもんじゃないから私たちの戦いは」と健闘をたたえ岡と桃野を見送った。 　するとスターダムの極悪軍団「H．A．T．E．（ヘイト）」の刀羅ナツコ、渡辺桃、琉悪夏がふてぶてしくリングに登場。刀羅から「いいな仙女のベルト。そのタッグのベルト、私と琉悪夏でもらっちゃおうかな。10月の札幌、やる？　やらない？」と10月14日の仙女札幌大会での王座挑戦を表明された。 　この言葉に優宇は「気が付いたら丸坊主になって、久しぶりじゃねえか。なんか見ないうちに丸くなっちゃったんじゃないの？　仙女のスケジュールまで調べてくれてありがとうございます」と挑発。すると琉悪夏からボックス攻撃を見舞われたチーム200キロは、刀羅に水を吹きかけられる屈辱を味わわされた。さらに刀羅にタッグの象徴でもある特大おにぎりを踏み付けられ「札幌でやろう。それまでそのおにぎりでもしっかり守って、震えて眠れ」とマイクを投げつけられた。 　ヘイトの暴走に大激怒した橋本は「米の恨みは怖いぞ！」と絶叫し「でも、せっかく私たちのベルトに、大人気のヘイトさんが挑戦してきてくれるってことは、やるしかないでしょ！　アイツらヘイトをボッコボコにして、今日の皆さんの恨みも晴らしてきますからね！」と挑戦を承諾。王座戦が決定的になった。 　全日本プロレスTV認定6人タッグ王座、マーベラスのAAAWタッグも保持するチーム200キロは、この日で3冠王者になった。最後に橋本は「女子プロレスのタッグ最前線を走っているのは、間違いなくチーム200キロです。この業界をもっともっとチーム200キロが面白く楽しく情熱的にしていきますので、応援よろしくお願いします！」と頭を下げ、大会を締めた。