山川穂高選手はなぜ打ちまくっているのか【立浪和義の「超野球論」】
理にかなったスイング
独特のフォームだが、理にはかなっている/写真=榎本郁也
混戦が続くセ・リーグに対し、パ・リーグは西武が走っています。その最大の要因は、5月8日現在、チーム打率.291の強力打線です。チーム201得点は、2位のソフトバンクと71点差ですからすさまじいですね。 この好調打線で四番にどっかり座るのが、プロ5年目、3.4月の月間MVPにも輝いた山川穂高選手です。昨年後半にブレークした選手ですが、今季は12本塁打、39打点がリーグトップ。打率はリーグ6位の.314ですが、33四死球があるので出塁率は.478と高く、得点圏打率はなんと5割です。まさに、手がつけられない状態となっています。 やや太めの体型もあって、力任せのタイプと思われがちですが、私は非常に理にかなったスイングをしているな、と思っていました。ただし・・・
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週刊ベースボール