財前直見、愛車歴を初披露 意外過ぎるトヨタのミニバンに乗り換えた理由とは
移住とキャンピングカー
「すごく運転しやすかったし、ベンツはやっぱり安全だなあと思いました。で、次もCクラスを選んだんです。持っていたモデルのひとつ後の型で、丸っこいライトのです。カラーは白。この頃には運転も慣れて、クルマであちこち行きましたね。ドライブで観光地を巡ったり、東京から母の実家がある鹿児島までひとりで往復したこともあるんですよ。ふとしたときにチャレンジ精神が湧いてくるタイプで(笑)」 財前さんが買い替えた二代目Cクラス(W203)は2000年に登場。 98年にダイムラー・ベンツと米クライスラーの合併によりできた「ダイムラー・クライスラー」(2007年に解消)時代にフルモデルチェンジを受けたモデルだ。 その後、40代を迎えたとき、財前さんの人生に転機が訪れる。2006年に長男を出産し、それをきっかけに2007年、郷里の大分へ移住したのだ。子育てのことを考えて出産前にCクラスを手放すことを決断し、ファミリーカーとして選んだのはなんとトヨタ「アルファード・ハイブリッド」(初代)のキャンピングカーだった。 「秋田にあるキャンピングカーの架装メーカーに作ってもらいました。冷蔵庫があって便利だし、リビングみたいにくつろげる。トイレもあって、屋根がポップアップしておとな2人が寝られるんです。子どもがいたのでやっぱり便利でしたね。ベースはアルファードなので大きさもとくに気になりませんでした。自分で運転して、九州をまわったり、軽井沢に出かけたり、いろんなところに行きましたよ。14年ほど乗って、従兄弟が“欲しい”というので譲りましたけど、思い出がたくさんあるクルマです」
気になるのはピックアップトラック
芸能界デビューしてから20年あまり、人気俳優としての地位を築きながら、都会での“ザ・芸能人”というべき生活を送っていたであろう財前さんが、子育てのため田舎に移住するという決断には今さらながら驚くが、その潔さは、メルセデスのセダンからアルファードのキャンピングカーというクルマ選びにもあらわれている。 「いまの愛車はトヨタの『ヴェルファイア』です。こっちのほうがアルファードより顔がカワイイなぁ、と、思って。息子も大きくなったし、今はじいじ、ばあば(財前さんの父母)が後ろの席でゆっくりできたほうがいいので、キャピングカーではなく普通の3列シート仕様。買いものや送迎など、ふだん使いがメインですが、休みには川遊びとか釣りに行ったりします。乗りやすいし、故障もないし、とても気に入っています」 御子息はもうすぐ18歳。「免許は取ってもらわないと困ります。これからは乗せてもらうんだから」と、笑う。いま、欲しいクルマはありますか? と聞くと「うーん」と考えてから、「トヨタの『ハイラックス』かな」と、述べた。 「ピックアップトラックが気になっているんです。キャンプ用品も載せられるし、農作業にも使えるし、田舎に住んでいるといろいろあるから、荷台があると便利なんですよ」 近ごろは、田舎暮らしや自宅リフォームなどの話題でテレビに登場することも多い財前さん。その自然体で飾らないライフスタイルに、ピックアップトラックはよく似合いそうだ。