【6月解散総選挙】与党過半数割れ!落選する「裏ガネ議員」全実名を大公開…サヨナラ岸田総理、そして「あの男」が帰ってくる【西日本編】
「伝家の宝刀」とも呼ばれる解散権。しかし扱い方を間違えば、その刃は総理自身も傷つけることになる。多少議席が減ろうが構わない─そんな身勝手な解散戦略が、「自民党崩壊」の引き金になる。 【当落予想】落選する議員の全実名(西日本編)はこちら…! 前編記事『【完全予測】落選する「裏ガネ議員」全実名を大公開…! 岸田の「6月ヤケクソ解散」で自民党がボロ負けする【東日本編】』より引き続き、選挙予測を見ていく。
世耕弘成が「近大パワー」で自民党に逆襲
裏ガネ問題では自民党と一線を画した公明党だが、悪影響は避けられない。関西では日本維新の会の勢いに押され、大阪では軒並み落選が予想される。 「北側一雄元幹事長は定年の内規で地盤の16区を、参院議員の山本香苗に譲ったが、現時点で維新、立憲の候補に引き離されて3番手(立憲調査)。元幹事長の地盤でもこの有り様なので、他の選挙区は推して知るべしです」(地元記者) 和歌山2区では、離党処分となった世耕弘成が、二階に対して「国盗り」を仕掛けると見られる。 「総理を目指すと公言する世耕はこれまでも衆院への『鞍替え』を画策してきましたが、二階が居座っていたため、それができなかった。でも離党したことで堂々と出馬できる。二階の後継として有力視されている三男の伸康氏と直接対決になると見られています。 和歌山にキャンパスを構える近畿大学の理事長である世耕は資金力と動員力が圧倒的。しかし二階の息のかかった地元組織をひっくり返すのは容易ではなく、激戦が予想されます」(元二階派議員) 福岡4区は保守分裂になって共倒れになりそうだ。地元で覇権を争ってきた麻生太郎と武田良太の代理戦争が勃発する。 「自民党現職で、武田が推す宮内秀樹は小選挙区で4連勝しており退く理由はない。ところが、自民党県議の吉松源昭が出馬を表明。麻生が武田の勢力を削ぐために仕掛けたとされています。麻生が今回の処分で武田に『党員資格停止処分』を下そうとしたほど、両者の仲は険悪。維新の阿部弘樹が漁夫の利を得るのではないかと言われています」(地元関係者)