小中学校の給食に有機米が登場【愛媛】
実りの秋です。松山市の久米地区にある小中学校の給食に、市内では初めてあるメニューが登場しました。 【津村研太記者】 「松山市内の学校給食で初めて出されるというごはん。見た目は普通のごはんとの違いはわからないのですが、実は無農薬の有機米を使用したごはんなんです」 学校給食に農薬や化学肥料を使わない有機米を提供したのは、松山市を拠点に農業活動などを行っている保護者の有志団体です。 【有志団体 野首邦子さん】 「(オーガニック米を)これから成長していく子どもたちに届けられたらという思い、その食べ物をみんなで食べる給食にその食べ物が入っていってそれが実現したらいいなという思いですね」 今回提供された新米は地元で栽培されたおよそ300キロで、久米地区の小中学校5校の給食で出されました。 松山市によりますと、有機米を使った給食は今回が初めてだということです。 提供されたお米は今年7月に田植えをし、今月中旬に稲刈りをするまで地元の子どもたちの手も借り、昔ながらの製法で手間ひまかけて作られました。 有機米のごはんを食べた生徒たちは「おいしいです」「お米の)見た目がめっちゃきれいで甘いです」などと話していました。 有志団体では有機栽培された食材を学校給食で使用してもらうよう今後も働きかけていくということです。