決められたら3打差…「欲」で「打って」しまったパットが外れ「プッ」と吹き出した 1985年の中日クラウンズ最終日
3打差に広げられるバーディーパットを決めきれず、外せば首位に並ばれるパーパット。しかし、自分のプレーを客観視できたのが良かったのかもしれません。ある意味、開き直れたのかもしれません。返し1メートルのパットをしびれることなく、ねじ込むことができたのです。
(構成・フリーライター伝昌夫)
■海老原清治(えびはら・せいじ) 1949年4月2日生まれ、千葉県出身。中学卒業後に我孫子ゴルフ倶楽部に入り、20歳で日本プロゴルフ協会プロテストに合格。85年の中日クラウンズでツアー初優勝。2000年から欧州シニアツアーに本格参戦し、02年に3勝を挙げて賞金王に輝く。20年、日本プロゴルフ殿堂入り。身長174センチ、体重74キロ、血液型A型。我孫子ゴルフ倶楽部所属。