豊かに暮らす秘訣は“半ソト”にあり!? 部屋でもない、庭でもない空間が生活を変える理由とは
『家を買う! 建てる! 幸せになる住まいを学ぶプロジェクト』ウェビナーのテーマ「予算のメリハリで憧れの部屋は叶う! 内装とインテリア、プロのコツで見違える」から、5つの記事に分けてレポート。〝半ソトでつくる豊かな暮らし〟について解説します。 【プロの掃除テク】来客からの印象がアップする、きれいな「ベランダ」「玄関」を保つ方法
気分が変わる!「お外でコーヒー」
最後のトピックスは、〝半ソトでつくる豊かな暮らし〟ということですが、半ソトとはどういうことでしょうか。
「半ソト」でつくる豊かな暮らし
〇「半ソト」ってなに? 〇外だけど屋根のある空間 〇外だけど壁で囲まれた空間
〇「半ソト」ってなに?
「外にありながらも、屋根や土間などを通じで内部と繋がった空間」 たとえば ・古民家の縁側 深い軒(屋根)がかかった外部空間。日陰で涼みながら、庭の緑を眺める ・カフェのオープンテラス 屋ねがあったりなかったりするが、土間にテーブルやチェアが置かれており、青空の下で食事やお茶が楽しめる。 ・中庭のある住宅 狭小地などで、壁に囲まれた中庭をつくるスペース。壁を立ててプライバシーは守りつつ、「空」とつながることができる。
金谷「実は僕が作った言葉なんですけれど、写真を見ていただくと分かりやすいと思います。外にありながらも内部と同じように使える空間を〝半ソト〟と呼んでいて、例えば、古民家の縁側だったり、カフェのオープンテラス。深い屋根があることで、日が差して暑かったり、雨が降っても、外で過すことができますよね。 ちょっと外でコーヒーを飲みたい、みたいなことは、人間が本能的に求めている空間なんじゃないかと思うんです。バーベキューだって、屋外でただ肉を焼いただけなのに美味しく感じるのと同じ。お子さんのプールを出して遊んだりできるのもいいですよね。家に居ながら外を感じられる空間をつくることで、より豊かな暮らしが実現できます」
都心の狭小地にも有効な半ソト=中庭
金谷「屋根じゃなくて、中庭でもいいです。壁で囲んでプライベート感がありつつも、空が見えるので半ソトの仲間といえます。なかなか都心の狭小地では物理的に難しいので、中庭というのはすごく有効な方法かなと思います」