夏山安全へ訓練 県警警備隊ら北ア剱岳へ
夏山遭難救助訓練出発式は10日、上市署で行われ、富山県警山岳警備隊員ら20人が万全な救助体制の確立を誓った。北アルプス・剱岳一帯での訓練に臨む。 湊勇市県警地域部首席参事官が「訓練を完遂し、精(せい)悍(かん)な姿で下山することを祈念する」と訓示を述べた。青木敬署長が激励した。 県警山岳警備隊員、航空自衛隊航空救難団隊員、県消防防災航空隊員の計25人が参加する。岩場でのロープ救助、雪上での搬出、搬送などの技術を磨く。 県警によると、今年の県内の山岳遭難件数は6月末現在30件、遭難者数は33人(死者3人)となっている。