秋の便りも 歴史的残暑…体育祭に異変 広島
12日の広島市内も暑い1日でした。中区では気温が35℃を超えて今月5日目の猛暑日となり、9月としては過去最多を更新しました。まさに歴史的「残暑」となっています。 そんな厳しい暑さが続くなか、学校の一大イベントにとある異変がありました。一方で秋の便りも届いています。 頭にはハチマキを巻いて…一歩でも早くとバトンをつなぎます。中学校と高校あわせておよそ1100人が参加した学校の体育祭。しかし今年はある異変が… 藏田晃裕記者「白熱した闘いが繰り広げられていますが会場は27℃とかなり涼しいです」12日の福山市の最高気温は34.4℃。連日の暑さを受け屋外のグラウンドではなく創立以来初めて室内で体育祭が開かれました。 おととしは10人以上の生徒が熱中症の症状を訴えていたといいます。 近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校 藤井寿久校長「一番は熱中症ですね。命を大切にそれを第一に考えたときにはこういう開催になると思います」 Q中と外どっちがいい? 生徒「中!走りにくいけど中の方が涼しいし熱中症にならなくてすむ」「外の方が体育祭ぽいなというのがあるのでその方が楽しい」 まさに夏の延長戦とも思える暑さが続くなかですが季節は一歩一歩着実に進んでいるようです。 川村凌記者「こちらは秋を感じる昆虫スズムシです。そしてケースからはいい音聞こえてきますね」 自称「スズムシおじさん」こと佐伯区の松本博之さん。昭和5年、1930年生まれの94歳! 自宅の玄関に並ぶのはひ孫のように愛を注ぐスズムシです。 ”スズムシおじさん“松本博之さん「これが鳴き始めると暑くてもあ~秋だな~感じがする。秋の虫ですからね」 35年前に10匹のスズムシを育てはじめ、今年、孵化した数はなんと3500匹! 育てたスズムシは小学校や幼稚園などに贈っているということです。 松本博之さん「元気でいられたのは35年間のスズムシのおかげ。元気なうちはスズムシを飼って差し上げようと思っています」