22歳新卒の私に母が「定期預金」をすすめてきます。10年間定期で貯金したら「普通預金」と比べてどのくらい違いがありますか?
定期預金を利用するメリット・デメリット
定期預金を利用するのであれば、メリットやデメリットについても知っておきましょう。ここからはそれぞれの具体的な内容について、詳しく解説します。 ■メリット 定期預金を利用するメリットとして、金利の高さがあげられるでしょう。基本的にはどの銀行も、普通預金と比べて高い金利が設定されています。そのため、最終的に受け取れる金額が大きくなるのは、メリットです。 さらに、定期預金は投資信託などと異なり、手数料がかからないとされています。預け入れや引き出し、中途解約の際に負担がかからない点に魅力を感じる人もいるかもしれません。 そのほか、一定額まで元本保証されたり、自身のライフスタイルに合わせた期間を選べたりするのは、定期預金の強みといえます。 ■デメリット 定期預金のデメリットとして、投資に比べるとお金の増加幅が少ない点があげられます。普通預金に比べると金利は高い傾向にありますが、ほかの投資性商品に比べると、どうしてもリターンが少なくなってしまう可能性が高いです。 さらに、定期預金は原則として途中での引き出しに対応してもらえません。引き出す場合は中途解約をしなければならないとされているため、預入時に決められていたものとは異なる利率が適用されてしまい本来受け取れるはずの利息よりも少なくなってしまう点に注意しましょう。
100万円を定期預金した場合、10年間で普通預金よりも2万5000円ほど多く貯まる可能性がある
定期預金と普通預金を比較すると、定期預金の方が高い金利に設定されている傾向にあります。今回は100万円を10年間預けたケースで計算したところ、定期預金の方が2万5000円ほど多く貯まる可能性がある結果となりました。 定期預金は普通預金と比べて金利が高かったり、手数料がかからなかったりする点がメリットといえます。その反面で、投資に比べるとリターンが少ない可能性がある、好きなときに引き出せないなどのデメリットがともなうため、自分に合っているかを慎重に判断したうえで、利用するかを決めるとよいでしょう。 出典 一般社団法人全国銀行協会 定期預金 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部