ホンダが「すごいSUV」を初公開! スタイリッシュデザイン採用! 24年夏発売で「気になる!」の声も! 「新CR-V」の反響は?
ホンダの新型SUV発表で、販売店にはどんな声が?
2024年2月28日にホンダは新型「CR-V e: FCEV」を発表しました。 同日から開催された「H2 & FC EXPO 第21回国際水素・燃料電池展」でも実車が展示されましたが、販売店にどのような反響が届いているのでしょうか。 【画像】「えっ…!」これが新型「CR-V」です! 画像を見る(30枚以上)
CR-V e: FCEVは、外部からの充電に対応するプラグイン機能を持つ新しい燃料電池車で、この市販モデルが日本メーカーから発売されるのは、同車が初めてとなります。 また、現行のCR-Vは北米ですでに発売している6代目で、ターボエンジン車とハイブリッド車のみのラインナップです。 今回日本市場に投入されるのは新型の燃料電池車「CR-V e: FCEV」のみであり、CR-V自体が日本市場に登場するのは2022年12月に生産を終了した5代目以来となります。 なお、北米で販売されているターボエンジン車とハイブリッド車の国内導入は未定とのことです。 一方、CR-V e: FCEVは北米で販売する予定となっています。 そんなCR-V e: FCEVは、北米使用の6代目をベースに新型燃料電池システムを搭載したモデルです。 FCEVは水素を燃料に用いる電気自動車のため、水素ステーションから燃料を補給することとなります。 しかし、CR-V e: FCEVはプラグインハイブリッド車と同様、外部からの充電可能で給電場所が多いことも特徴のひとつです。 また、水素による発電に加え、プラグイン充電機能を兼ね備えた燃料電池車であるため、BEVの課題であった走行距離の短さも解消され、利便性の向上しています。 走行可能距離は3分ほどの水素充填1回で600km以上、EV走行可能距離が60km以上となる見込みのようです。 また、AC充給電コネクターは日本と米国においての普通充電の規格「SAEJ1772」を採用しているため、家庭のACコンセントに接続して車両の充電を行うことも可能です。 エクステリアは、すでに北米で販売されている6代目CR-Vの部品が多く流用され、ガソリン車やハイブリッド車の外観とほとんど変わりません。 しかし、北米仕様のモデルとは異なり、LEDヘッドライトまわりにはメッキパーツを採用し、リアコンビネーションランプもアウターレンズをクリア化することでFCEVらしいクリーンな印象となります。 また、サイドシルは北米仕様のブラックアウトではなく、CR-V e: FCEVではボディと同色になっている点も当モデルの特徴です。 インテリアではホンダ車特有の水平基調のダッシュボードとなっており、基本的には北米仕様と同様の設計となっています。 一方でCR-V e: FCEVでは、環境に配慮したバイオ合皮をシートに採用している点が北米仕様との違いとして挙げられるでしょう。 新型燃料電池車のSUVとなるCR-V e: FCEVですが、日本では販売店ではどのような状況なのでしょうか。 関東圏のホンダ販売店担当者は次のように話します。 「2024年夏の販売予定になるとのことですが、少し遅れるかもしれないという話を聞きました。 燃料電池車は基本的に官公庁や一部のタクシー会社などの法人向けというイメージが強く、一般のお客様からの問い合わせは現在来ていません」 また、関西圏の販売店担当者は次のように話します。 「CR-V e: FCEVに関して、問い合わせは特には来ていません。 SUVではありながら、当モデルも法人向けのクルマであると聞いています。 しかし、過去に『新しいものが好き』ということで燃料電池車を個人で買う人も中にはいました。 CR-V e: FCEVはプラグインハイブリッドで外部充電ができ、家庭用のコンセントにも対応しているということで、新しい物好きな人からの問合せがこれからあるかもしれません」 ※ ※ ※ 現時点でCR-V e: FCEVに対する一般ユーザーからの問い合わせは少ないようです。 しかし前述の「H2 & FC EXPO 第21回国際水素・燃料電池展」で展示された際には、様々な関連企業の人達がCR-V e: FCEVに対して注目していました。 その際に実車を見ていた来場者は「FCEVかつPHEVということで水素欠の心配がいらないというのはユーザーとしてはメリットがありますね」とコメント。 また別の来場者は「トヨタの水素戦略と少し違うアプローチというのが面白いですね。水素社会が盛り上がることに期待しています」と話していました。 最初は法人から導入されることが予想されますが、外部充電可能ということや燃料電池車には珍しいSUVタイプということから、一般層への普及も期待されます。
くるまのニュース編集部