【高校野球】天理、打者一巡の猛攻で13年ぶり近畿大会Vへ好発進 エース麻田悠介1安打完封
◆春季近畿大会 ▽1回戦 社0―11天理(25日・明石トーカロ) 春季近畿大会の1回戦が行われ、プロ注目の松本大和一塁手(3年)、大谷汰一中堅手(3年)を擁する天理(奈良)が社(兵庫1位)を下し、2回戦に駒を進めた。両校の前回対戦は22年秋季近畿大会1回戦で、社が13―7で勝利。天理が雪辱を果たした。 0―0で迎えた5回無死一、三塁、8番・伊藤達也三塁手(2年)が中前に先制適時打。その後も押し出し四球、3番・永末峻也右翼手(2年)の右中間への2点二塁打などで一挙6得点。18得点を記録した春季奈良県大会決勝に続く、公式戦2試合連続の打者一巡の猛攻となった。9回にも5点を追加し、11安打11得点で大勝した。 投げてはエース左腕・麻田悠介(3年)が8回1死までノーヒットピッチング。9回1安打5奪三振で完封した。初安打を許した後も動じず、後続を断った。得意の縦スライダーがさえ、ノーヒットノーランまであと一歩と迫った。「(ノーヒットノーランは)気にせず投げた。最後まで0点で抑えることができてよかった」。うれしい公式戦初完封となった。 藤原忠理監督(58)は、「要所でストライクが入っていた。ピッチングが板についてきた」とたたえた。
報知新聞社