埼玉県知事「感染機会の最小化を」 外出自粛の解除指標発表
埼玉県の大野元裕知事は22日、記者会見し、「本県の(新型コロナウイルス)感染者数は4月15日をピークに減少を続けているが引き続き警戒する必要がある。これまでは外に出ない、人に会わないといった接触機会を最小限にすることをお願いしてきたが、今後は接触する機会があったとしても感染する機会を最小限にする。接触機会の最小化から、感染機会の最小化へルールを変えていきたい」と語り、外出自粛などの解除に用いる指標を発表した。 【会見ノーカット】埼玉県が新型コロナ対策本部会議 終了後に大野知事が会見
指標は以下の4つ。 (1)新規陽性者数 (2)感染経路不明者の割合 (3)重症者のベッド占有率 (4)東京都の感染者数 外出自粛の解除の目安としては(1)が週20人以下(2)が25%未満(3)が50%未満(4)が週100人以下とした。
このほか、▼博物館、美術館、図書館など▼クラスターがこれまでに発生していない自粛要請施設(劇場、映画館など)▼水泳場▼スポーツジム――など休業要請の解除にも同じ4つの指標が用いられるが、数値は異なる。数値はいずれも専門家が解除の判断をする際の材料であり、数値だけを持って解除が決まる訳ではないという。 一方、再要請の基準は、外出自粛は新規感染者数100人以上、東京都の感染者数200人以上とされた。