遠州横須賀街道 古い町並みアートで彩り 作家集い文化展 掛川で27日まで
掛川市景観形成重点地区の古い町並みを舞台にした「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」(遠州横須賀倶楽部など主催)が25日、同市横須賀地区で始まった。横須賀城の城下町として栄えた街道の商家や古民家に、多彩なアート作品が並んだ。27日まで。 24回目を迎えた今回は、県内外の作家約80人が参加し、街道全体を絵画や造形作品、インスタレーションなどで彩った。2年連続で出展した藤枝市出身の画家藤田俊哉さん(60)は、旧家・清水邸に鮮やかな油彩画5点を飾った。「風格がある土間の大空間に寄り添い、引き立て合う作品を選んだ」と話した。 出展者への報酬はなく、会期中3日間の常駐が条件になっているにもかかわらず、作家の大半はリピーター。毎年、必ず足を運ぶという農業進士浩子さん(63)=菊川市=は「作家と直接話ができるから、あまりなじみがないアートも味わえる。自分のペースでゆっくり鑑賞できるのも魅力」と交流を楽しんだ。 26日は午後9時まで、27日は午後5時まで。両日とも掛川駅南口と横須賀城跡、会場近くの市役所大須賀支所を循環する無料シャトルバスを運行する。 問い合わせは文化展ご案内処<電0537(48)5756>へ。
静岡新聞社