39歳で初のS級昇格! デビュー17年で目標叶えた競輪選手「ガールズの弟子を取ったので結果出さないと、と」
久留米競輪場のナイター「チャリロト杯(FII)」が3日に開幕する。10RのA級予選に出走する志水祐彦(39歳・大阪=94期)に話を聞いた。 「7月からはS級です。17年目で初めて。やっとですね」 こう話してくれたのは初日10Rに出走する志水祐彦。4倍台のギアを使用しても良かった頃にS級に届きそうな事もあったが、前期にようやく目標にしていたS級点を確保した。 「とりあえずS級に上がるのが目標だった。ちょっとひどい時期もあったけど、この3年くらいは腐らずに頑張ってきた。あとはガールズケイリンの弟子(木下宙)を取って、“指導する分、結果を出さないと”の思いでやっていたら成績も上がってきた。今は岸和田のバンクに入って、古性(優作)君や福永(大智)君とか、いる人たちに付かせてもらって一緒に練習をさせてもらってます」 日頃からトップクラスのスピードを肌で感じ、練習の成果を結果で表した。ひとまずの大目標をクリアした。今後はどこを目指していくのか。 「次は60歳まで頑張ろうと思っていたけど、S級点を取れてちょっと安心してしまったところもある。せっかくなら1年を通してS級を走りたいし、今期もS級点を取れるように頑張りたい。もっとストイックに頑張って(点数を)上げていかないと。S級に定着出来るように、ですね」 今期も終盤に差し掛かってきた。ここまで決勝進出は1度だけ。17年目で初から2期連続へ、大ヒットを放ちたいところ。今シリーズは大事な3日間になりそうだ。(netkeirin特派員)