シティCFO、4-6月期の投資銀行手数料収入は50%増と予想
(ブルームバーグ): 米銀シティグループは18日、M&A(企業の合併・買収)助言と株式・債券引き受け事業の見通し改善で、4-6月(第2四半期)の投資銀行手数料収入が前年同期比で50%増えるとの見通しを明らかにした。
一方、マーケッツ事業の収入は「横ばいかやや減少する」とマーク・メイソン最高財務責任者(CFO)が投資家向け説明会で予想。さらに、マーケッツ事業を除いた純金利収入は「小幅な減少となる」と述べた。
今月に入りビスワス・ラガバン氏がJPモルガン・チェースからシティに移籍。同業他社に後れを取っているバンキング部門を統括する。メイソンCFOはブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、シティはウェルスマネジメント部門と並び、この事業の拡大に注力していると語った。
シティの1-3月(第1四半期)の業績は好調となり、資本市場事業の活発化を背景に収入が増加。年初来の株価上昇率は18%余りと、S&P500金融株指数の9%を上回っている。
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原題:Citi CFO Mason Says Investment-Banking Fees Likely Up 50% (1)(抜粋)
--取材協力:Sonali Basak.
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Todd Gillespie