お手伝いから消えゆく“おつかい” 何歳からOK?必要性は? 「失敗がない状況を大人が作った上でやるべき」
「幼児期は街を1人で歩いた経験がほとんどない。3~5歳ぐらいの子が道路を歩く時の特徴があり、“すぐに走る”“まっすぐ歩かない”“角で必ずしも止まらない”。この3つがあると、道中で交通事故に遭う確率が高くなる。『角は止まるんだよ』と伝えて、『はーい』と言って走るのが幼児だ。小学生になれば、街を1人で歩いた経験もあるし、教えたことはしっかり学ぶ心身の成長がある」 そのため、飯田氏も「1人で行かせるのは難しい」とする。「『はじめてちゃれんじ』でも監視する役の方がいた。それを本来、親御さんがやるべきだと思う。行き慣れた商店街だったり、大きいスーパーでレーンを変えてみたりする。『ここで買っておいで』という指示を与えて、子どもが動いてみる。失敗がなかなかない状況を大人が工夫して作るべきだ」。 東洋経済新報社 会社四季報センター長の山田俊浩氏は自身の子育てとして、「6歳と5歳の子どもがいるが、小さい頃から一緒に買い物に行っていた。例えば本屋では、『欲しい』と言ったものがあれば、お金を渡して自分で買いに行かせる。そこはよく行く所なので、『お願いします』と目配せすると店の人も対応してくれる。街を歩かせなくても“買い物できた”という経験値になる」と述べた。(『ABEMA Prime』より)