野田氏リード、枝野氏が追う 泉、吉田氏は支持拡大に苦戦
23日投開票の立憲民主党代表選を前に、共同通信社は国会議員への取材に加え、党支持層を対象に15、16両日に実施した電話調査を踏まえて情勢を探った。その結果、野田佳彦元首相がリードし、枝野幸男前代表が追いかける現状が判明した。泉健太代表と吉田晴美衆院議員は支持拡大に苦戦している。国会議員の2割弱が態度不明な上、投票権を持つ地方議員や党員・協力党員と支持層は必ずしも一致しない。情勢はなお流動的だ。 1人2ポイントを持つ国会議員(136人)への聞き取り調査や陣営取材では、40人超の支持を固める野田氏がトップで、枝野氏が30人程度で続く。吉田、泉両氏はいずれも20人前後にとどまっており、立候補のために確保した推薦人からの上積みに難航している。 代表選は計740ポイントで争われる。1回目の投票で誰も過半数を取れなければ、上位2人の決選投票となる。 党支持層を対象とする電話調査で、新代表に誰がふさわしいか尋ねたところ、野田氏58.8%、枝野氏20.9%、吉田氏7.8%、泉氏7.6%だった。