中山美穂さん出演ドラマ、代役は実妹・中山忍 フジ「日本一の最低男」役柄引き継ぎ「忍さんの強い希望で」
来年1月期のフジテレビ系ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」公式は26日、今月6日に都内の自宅の浴室で不慮の事故のため亡くなった歌手の中山美穂さん(享年54)の代役として、妹で女優の中山忍(51)が出演すると発表した。 【写真】姉・中山美穂さんの代役を務めることが発表された中山忍 香取慎吾が主演の同ドラマでは、中山さんと香取が1995年の同局月9ドラマ「For You」以来20年ぶりの共演が決まっていた。中山さん出演シーンは既に収録済もで、1月9日放送の第1話、同23日放送の第3話に中山さん出演シーンが放送される予定。 この日、ドラマ公式は『日本一の最低男※私の家族はニセモノだった』に、中山忍さんのご出演が決定しました。第5話(2月6日放送)にご出演予定だった中山美穂さん演じる園田美奈子(そのだ・みなこ)役の設定を引き継ぎ、鮫島ふみ(さめじま・ふみ)役としてご出演いただきます」と発表した。 同局は「当初、第5話では中山美穂さんに、主人公・大森一平(香取慎吾)の義弟・小原正助(志尊淳)が保育士として働く保育園の園長・園田美奈子役を演じて頂く予定で、美穂さん演じる園田が物語の中心となる構成でした。しかしながら、美穂さんのご逝去を受け、急遽、美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長・鮫島ふみ役を作ることになり、ご遺族である忍さんご本人と所属事務所と話し合いを重ねる中で、忍さんの強い希望があり、そのご意向を汲み、中山忍さんに出演いただくことになりました」と、出演に至った経緯を説明した。 忍は、代役として出演する鮫島ふみ役について「姉の不在の存在感の大きさに、現実のこととはとても思えず、ポカンとしてしまう日々を過ごしておりました。ふと、姉が撮影中だったドラマはどうなったんだろう…と、思いを馳せたとき、別れ際にはいつも“あとは忍、よろしくね”と軽やかに去っていった姉の笑顔が心に広がり、シンと冷えた心の奥に沸々と熱いものが湧き上がってくるのを感じました」と姉との思い出を回顧。 「“演じたい”と口にすべきか悩みましたが、最後くらい素直にならなくては後悔すると思い直し、ご相談させていただきました。姉の演じた役を引き継ぐ形で作品に携わることができますことをとても嬉しく思っております」とし、「香取さんと久しぶりに共演させていただけることも楽しみのひとつです。姉が残してくれた、このご縁を大切に、姉妹での最初で最後のドラマ共演、心を尽して演じます。機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます」と意気込みを語った。 同作を手掛ける北野拓プロデューサーは、「当初、第5話では中山美穂さんが演じる保育園の園長・園田美奈子役が物語の中心となる脚本で準備を進めておりました。現場でも積極的にアイデアを出してくださり、主演の香取慎吾さんとの久しぶりの共演も楽しみにされていて、このドラマへの強い思いを感じておりました」と、生前の美穂さんを振り返り「この度のご訃報に触れ、スタッフ一同、本当に残念でなりません。謹んで哀悼の意を表します」と追悼。「そして、急きょ、一部脚本を作り直し、中山美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長として着任する鮫島ふみ役を作ることになりました」と新たな役の設定に触れ「そのタイミングで、中山忍さんご本人と所属事務所とお話をさせて頂く機会があり、中山忍さんがお姉さまである中山美穂さんと同じ作品に最後にご出演したいという強い希望をお持ちになっていることを伺い、そのご意志を尊重させて頂きたいと思い、今回、お引き受け頂くことになりました」と明かした。