『アンメット』米田孝プロデューサーがラストシーンに込めた思い 続編の可能性は?
米田孝プロデューサーが次に手がけたい作品は?
ーーここからは、米田さんのことを詳しく聞かせてください。どういうドラマから影響を受けられたんですか? 米田:一番影響を受けたのは『北の国から』(フジテレビ系)ですね。僕の根底には『北の国から』があります。やっぱり、人間臭さの代表というか。僕は、吉岡秀隆さん演じる純くんが好きなんですけど、もうどうしようもないじゃないですか。でも、そのどうしようもなさが愛おしいというか。そういう人間臭さって、いいよなって。 ーー米田さんはプロデューサーになる前は別の部署にいらしたそうですが、そもそもなぜプロデューサーをやることになったんですか? 米田:元々は報道記者志望としてカンテレに入社したんです。ドラマ班に来たのは34歳のときでした。営業の仕事をやりながらドラマの企画書を出したりもしていて。それでドラマのプロデューサーをやらせてもらうことになりました。「そんなにやる気があるなら、1回やらせてみるか」という感じだったんじゃないかと思います。 ーー『アンメット』の続編に期待しつつも、米田さんが次にどういう作品を手がけられるのかも気になります。 米田:僕のテーマは「人間をどれだけ人間臭く描けるか」なので、ラブストーリーでも医療ものでも学園ものでも、ジャンルはなんでもいいなと思っています。僕の初プロデュース作品でもある『僕たちがやりました』(カンテレ・フジテレビ系)のような、バカみたいなくらいぶっ飛ばしたエンタメど真ん中の作品をやりたい気持ちもありますね。あとは、ダークサイドにスポットを当てるのも好きなので、人間のいやらしい部分を描くのも楽しそうだなと思っています。
リアルサウンド編集部