池松壮亮「映画と時代が追いかけっこ」 公開まで約4年かかった主演映画への思い
日テレNEWS NNN
俳優の池松壮亮さん(34)が9日、主演映画『本心』の公開記念舞台挨拶に登場。公開までに約4年かかったという映画への思いを明かしました。 【画像】海外での残念な思い出を明かした池松壮亮さん 映画の原作は、芥川賞作家・平野啓一郎さんの同名小説で、池松さんが自ら石井裕也監督に企画を持ち込み、映画化を実現させた作品。映画の舞台は、今からさらにデジタル化が進んだ少し先の将来。池松さんは、亡くなった母親の本心を知るため、AIで母親をよみがえらせることを選択する青年・石川朔也を演じています。 池松さんは、公開がスタートした心境について「感無量といいますか、なかなか言葉がありません。石井監督と僕がこの原作に出会って、公開まで4年かかりましたけれども」と思いを明かしました。 そして、AI技術が急速に発達し、2023年は「生成AI元年」とも言われる中、映画が公開されたことについての思いを告白。「(AI技術の発展は)少し先の未来と思って取り組んできましたけど、途中映画と時代が追いかけっこのようになって。昨年、世界的には“AI元年”と呼ばれ、どんどん(AIが)自分たちの生活に寄ってきている中で、映画として同時代の観客の方と共有できることがとてもうれしく思っています」と喜びを語りました。