中国、警察庁発表に反発 「サイバー問題の政治化」
【北京共同】中国外務省の郭嘉昆副報道局長は9日の記者会見で、中国系ハッカー集団が日本を狙い210件のサイバー攻撃を実施したと警察庁が8日発表したことに反発し「サイバーセキュリティー問題の政治化に反対する」と述べた。「攻撃の対象や方法だけに基づいて中国の行為と判断するのは無責任だ」と批判した。 郭氏はインターネット空間では、サイバー攻撃の実行者をたどるのは難しいと説明。各国が「事実に基づき客観的で公正、専門的にサイバーセキュリティー問題を取り扱うよう望む」と語った。