軒先にウツボ揺れる 和歌山・印南で無人販売
和歌山県印南町西ノ地の国道42号沿いにある網小屋で、軒先につるされたウツボの干物が風に揺れている。毎年この時季に決まって見られる光景で、冬から春先の風物詩になっている。 【釣った魚、さばきます 釣りでまちおこし、和歌山・串本町で加工サービスの店続々の記事はこちら】 この干物は、イセエビの刺し網漁をしている寺下定さんが作り、網を修理する小屋の出入り口にのれんのようにつるして販売している。 取ってきたウツボを開き、竹串で身を開いたままの状態にして天日干し。できた干物は、あぶってしょうゆをかけたり、素揚げして砂糖やしょうゆ、みりんなどで作ったたれを絡めたりして食べるのがお勧め。 京阪神方面から買いに来る人もあり、寺下さんは「販売を始めて3年目になるが、リピーターも増えているようだ。地元の味として楽しんでもらえたら」と話している。 気温が高くなると干物にするのが難しくなるため、販売は3月末まで。営業時間は午前7時ごろ~午後5時ごろ。屋外で販売しているため、雨天などの場合は休むこともあるという。
紀伊民報