手越祐也「“うまい”とかじゃない次元にいる方」“憧れのボーカリスト”として挙げたアーティストとは?
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、手越祐也さんとドラマー&シンガーのマイキさん。ここでは、手越さんが憧れる“ボーカリスト”について語りました。
◆「うまい」より「いい」歌を届けたい
マイキ:手越さんって“この人の声が好き!”みたいな方っていらっしゃるんですか? 手越:歌が好きで“こんなふうに歌えるようになりたいな”って思うのは、玉置浩二さん。 マイキ:おぉ! そうなんですね。 手越:“うまい”とかじゃない次元にいる方というか。俺は、ボーカリストとして必ず気をつけていることとして、“うまい”より“いい歌”を歌えるアーティストになりたいのよ。 歌がうまい人なんていくらでもいるけど、“うまいだけ”ではなくて、キー外そうが声がぶれようが、感動するアーティストってたくさんいるなと思うの。 マイキ:はい。 手越:だから「うまい」と思ってもらえるのは、すごくありがたいことだし、うれしいけど、やっぱり歌声を聴いてくれた人が感動するような、背中を押してあげられるようなボーカリストになりたいなって。 10代の頃って“俺、歌がうまいでしょ!”って(思いを)出したくなりがちだけど、世界ですごいボーカリストたちをたくさん見たときに“プロだったら「うまい」じゃなくて「いい歌」を歌える人にならなきゃだめだ”って思うようになって、それから考えが変わったかな。 マイキ:僕も同じ考えで、やっぱり「うまい」って「いい歌」と言われる要素の1つでしかないというか。なので、うまいのは素晴らしいことだと思いますが“人を感動させる”という点では、何かまた別の要素がいる感じはしますね。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)