「熱性けいれんで泡を吹き」救急車で娘が搬送された内山信二「突然、入院した娘の写真が妻から届き」当時の状況明かす
実はその後も、これまでに5回くらい発症していています。3回目の発作のとき車の中でけいれんを起こして、泡を吹いている姿を初めて目にしました。本当に焦りますね。しばらくけいれんもなかったから安心していたけれど、今年の8月にまた発作が起きて。家族4人でスーパーに買い物に行って、「絃ちゃん、アイスどれにする?」と振り返ったら、急にバタンと倒れたんです。けいれんが始まっていて、泡を吹いている状態です。慌てました。スーパーの店員さんや買い物をしてる方たちに助けてもらって、なんとか病院に運んでことなきを得ました。
娘がけいれんして泡を吹いている姿って、何回見ても慣れないんですよね。ある程度、大きくなればけいれんは自然と起こらなくなると言われてはいるけれど…。
■病気を経験し「子どもは元気でいてくれれば」 ── お父さんとしては、気が気じゃないですね。 内山さん:下の子は下の子で、生後1か月で鼠径(そけい)ヘルニアになってしまって。子宮が本来あるべき場所から出ちゃう病気で、お医者さんからは「全然、珍しい病気じゃないから」と言われたけれど、生後1か月の子が全身麻酔で手術をするんですよ。実際、手術は無事に済んだし、術後も問題なく過ごしていますけど。あのときは「こんな小さい子が?いや、嘘だろ!」という気持ちでした。
── ブログにはお子さんたちの愛らしい姿がアップされ、内山さんの溺愛ぶりが伝わってきます。今後、2人にどう成長してほしいという想いはありますか? 内山さん:月並みかもしれないけれど、「元気ならそれでいいな」と思っています。勉強ができてほしい、大学に行ってほしい、なんていうのはもうずっと後の話。2人とも病気をしたこともあって、いまはとにかく元気に育ってくれればいい、というのが本当に素直な気持ちです。もうそれ以上は望んじゃいけないというか、とても望めないって感じですね。
PROFILE 内山信二さん うちやま・しんじ。1981年生まれ、東京都出身。6歳でバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』にレギュラー出演。以降タレント、俳優としても幅広く活動。映画『秘密』、『TAKESHIS’』、『鋼の錬金術師』ほか。ドラマ『ごくせん』シリーズ、『ヤスコとケンジ』、『一休さん2』 NHK連続テレビ小説『天うらら』、BS時代劇『一路』等に出演。 取材・文/小野寺悦子 写真提供/SHUプロモーション
小野寺悦子